人は誰でも、大小の差はあったとしてもそれなりに悩みを持っていたり、人間関係での周囲との摩擦や仕事などのストレスを抱えながら生きています。
私自身もそうですが、何か悩みがあったり、嫌なことがあった時、どうしても感情が負のエネルギーに支配されてしまいます。時には考え過ぎてそこから抜け出せなくなってしまうことさえあります。
その種類は違っていても、どんな立場の人であれ必ず何かしらの負の感情を持っていること、または持つ瞬間があるはずです。
そんな時、どのように自分をコントロールするかで、幸せな人生を送れるか、それともこのままストレスを抱えながら生きていくのか、大きな差が生まれると言います。
今回は、人間はどのようにして毎日を過ごしたら幸せになれるのかということについて、皆さんと学んでいきたいと思います。
・穏やかに生きること
・あなたの仕事は他の誰かがやってくれる
・負の感情をコントロールする
今回は以上の3点について解説させていただきます。
穏やかに生きること

皆さんは、どのような人生が一番幸せな人生だと思いますか?
お金持ちになること、好きな人と結婚すること、それが出来れば幸せと言えるでしょうか?
欲が満たされることで幸せと感じることもあると思います。しかし、それは長くは続かないのではないでしょうか。
なぜなら、お金持ちになっても、好きな人と結婚しても本当の幸せというものは手に入れたことにはならないのです。
幸せとは、心の状態のことを言います。では、幸せとは具体的にどのような状態のことかと言うと、それはずっと『穏やかな心』でいるということです。
つまり、幸せな人生を望んでいるのなら、欲を満たすことよりも『穏やかな心』でいることに努力を集中させるべきなのです。
穏やかに生きるには2つのルールがあります。
・小さなことに悩みくよくよしないこと
・全ては小さなことだと認識すること
人は意識していなくても、自分が置かれた状況に抵抗しようとしてしまいます。そこには潜在的な執着があり、それによって苦しみを生み出します。
その状況の流れに抵抗するのではなく、流れに身を任せるという受け入れる姿勢、手放す姿勢が必要なのです。
あなたの仕事は他の誰かがやってくれる

多くの人が、朝早くから仕事に行き、夜遅くまで一生懸命働きます。生活のため、家族とためと考えながら。
そして、家族とゆっくり過ごす時間は無くなっていきます。
そのような仕事が忙しい状態、予定が埋まっていて家族と過ごす時間さえない状態のことが成功しているということなのでしょうか。
どんなに忙しくしていても、重要な仕事をしていても、自分が幸せを感じておらず、家族や大切な人が幸せを感じていなかったとしたら、それは成功なのでしょうか。
世間では、大きな仕事をする、大金を手に入れる、有名になることがなどが成功の定義とされがちですが、それを求めるあまり自分の幸せや家族の幸せを追求する時間もない人が成功者と言えるのでしょうか。
少し極端な話をしますが、もしあなたが今日死んでしまったとしても、あなたが残した仕事は誰かがやってくれます。
そういう意味では、絶対にあなたがやらなければいけない仕事などないのです。全てを完璧にやり遂げるということを追求し過ぎると心に幸せは訪れません。
幸せになりたいのなら、全てを完璧にやり遂げることを目的とするのではなく、今のこの瞬間を楽しみながら進んでいくような、愛情のあるくらしを送ることを目的とするべきなのです。
その一つ一つの瞬間を楽しむという考え方が、『今を生きる』という姿勢に繋がるのです。
そう言われれば、それが理想なのかもしれないなと理解はされるかもしれません。しかし、とは言っても楽しくなくてもやらなければいけない、やるべきだと思ってしまうことがあることも事実です。
しかし、その不安や、やらなければいけないという感情は、将来のことを考えてくよくよしていることであって、今を生きているとは言えません。
私達の将来とは、今この瞬間を積み重ねた先にあるものです。私達が将来起こるかもわからないことにくよくよとしている今この瞬間は、人生の大切な時間を無駄に過ごしてしまっています。
時は進み続けます。将来どうしようかと色々と考えているうちにどんどん時間は過ぎていってしまうのです。
楽しい、幸せな人生とは、『今を楽しむ』ことでしか手に入りません。
起業して成功する、大企業の社長になる、好きな人と結婚する。それはそれで立派な目標ではあります。
しかし、人生とはどのような日常を過ごしたかで決まるのです。人生の中のたった1回もしくは数回の大きなイベントよりも、それ以外の何気ない日常こそが人生を豊かにするのです。
目標を持つことが悪いのではありません。しかし、その目標を達成することだけが、唯一自分の人生に意味を持たせるといった考え方が間違っているのです。
目標に向かって過ごしている今この瞬間、つまりこの日常こそが人生なのです。
家族とのいつも通りの会話、出勤時の電車を待っているその時間、歩いていると聞こえてくる道ゆく人の声、そんな日常こそが私達の人生なのです。
あなたの人生が幸せかどうか、楽しいかどうかは、目標に向かって進んでいるこの日常をどのくらい楽しめるかということにかかっていると言えるのです。
負の感情をコントロールする

仕事においても、人間関係でも、負の感情というものを誰しもが感じることがあると思います。
人の負の感情というものは、大抵がとても小さな原因から生まれています。しかし、それを考え過ぎてしまうことで、自分自身で底無し沼にはまってしまっているように抜け出せなくなるのです。
穏やかに生きる人でも気分が滅入ることはあります。しかし、それが一過性のものであり、ずっと続くわけではないということを知っています。
負の感情を抱いてしまうことは、人間の摂理とも言えるかもしれません。生きていれば誰でも必ず日常的に経験することです。しかし、そこで大切なのは対処法です。
どのように対処するかと言うと、その落ち込んでいることに対して抵抗しないことです。
具体的に何ができるかと言うと、その場で五感に集中したり、ゆっくりと深呼吸をしたり、瞑想することもいいとされています。
多くの人はその逆で、負の感情を真剣に捉え、原因を分析し、原因が分かればそれをしてしまったことを後悔し、なんとかその状況から脱出しようと負の感情に意識を集中してしまうのです。
負の感情が膨らみそうになった時には、自分に起こる全ての出来事は何かを教えようとしていると考えると良いとされています。出会う人、突然のちょっとしたトラブル、それらが自分に何を教えようとしているのか、何が学べるのかを考えるのです。
冷静にそのような思考を持つことができるようになると、相手の立場に同情したり、受け入れることの大切さを学べたり、反面教師にすることも出来ます。
嫌なことがあったら、何かを学べるチャンスだと思うくらいにして受け止めましょう。
辛いこと、苦しいことがあるから人は成長します。波のない穏やかな海では一流の航海士は生まれないのです。
いかがでしょうか。このように見てみると、幸せになるポイントはとてもシンプルなものです。
シンプルなことなのにそれが出来ないのは、それをしないということを自らが選択してしまっているのです。
とは言っても、だけど、言うのは簡単だけど… 日常的にそのような言葉を使ってしまっていませんか?
負の感情をコントロールして、自分に完璧を求めず、今この瞬間を穏やかに生きることに集中することを選択するならば、今この瞬間から幸せな人生が始まります。
生きていれば、悩むこと、嫌な思い、ストレス、プレッシャーなどキリがないほど色々なことを経験します。それは差はあれど、皆んな同じです。
その中で幸せな人とそうでない人がいるのは、『今を穏やかに生きる』ということをしているかどうかの小さな違いなのです。
穏やかな海では一流の航海士は育ちません。
しかし、穏やかな心を持って物事に取り組むことで
幸せな人生は育まれるのです。

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